北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0555】Donnafugata Sherazade 2010

 
ドンナフガータ シェラザーデ 2010
 
 今日の夕食は、ハムタマゴサンド、鶏肉に黒胡椒をふった炒め物、ロールキャベツ。軽いイタリアワインの出番かなと思い、久しぶりにシチリア産のネロ・ダヴォラを選んでみることにした。グラスに注いでみると、僅かに青紫がかった、濃さは中くらいの赤ワイン色をしている。匂いは、これまた割と普通の、あんまり印象に残らないワインの匂い、若そうだけどそれほど愛想が良いようには見えない。
 
 口に入れてみると、酸っぱさ先行の展開。口のなかで噛みしめるように味わうと、じわーじわーと新鮮な葡萄の果実味が感じられて、ああ、これは赤葡萄酒なんだなと実感されるような。タンニンは少し感じられるけど、果実味を邪魔するほど五月蠅くはなかった。舌の上にしっかり残るコクがあって、飲み応えも意外なほどしっかりしている。あと、果実味に「噛めば噛むほど葡萄味」みたいな奥行きがあって、それなりいける。食事との相性?そんなの言うまでもありませんよ!なんだかえらく元気を分けてくれるワインだった。
 
 ただ、これで2700円というのはやや高いかも。呑んでる間は「1500円のワインの割にはいけてるなぁ」とか思っていて、この文章を打つ際に価格を見てびっくりした。もうちょっと安ければ……。