北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0573】Jermann Vintage Tunina 2004

  
イエルマン ヴィンテージ・トゥニーナ [2005]
 (※リンク先はヴィンテージが異なります)
 このワインは、以前、同ヴィンテージ品をイタリアで購入して持ち帰ったら素晴らしくおいしかったワイン。シャンパーニュが予想以上に頑張ってしまっていたので、これはもしかしてパワー負けするんじゃないかと心配しながら抜栓。
 
 グラスに注いでみると、シャンパンよりは濃いぐらいの白ワイン色。ちょっと冷やしすぎたのか、匂いのほうは若干弱い。とはいえ手で暖めていると、同メーカーのヴィナーエに似たようなハチミツっぽい匂いが漂い始めてきた。
 
 口に入れてみると、軽やかでスッキリしているけれども鉱質がしっかりしていて飲み応えはそれなりの感じ。でも、一つ前のシャンパンに比べると酸味が弱いので、これがどうにも非力に感じられてしまう。飲み慣れてくると、台所洗剤のような香りやリンスのような香りが混じったり、青リンゴのような酸味・花梨のような雰囲気が感じられたり、さすがに複雑。そんじょそこらの安ワインとは違いますぜ、というのは感じ取れるんだけど、いかんせん、フィリップ・ラマリエが予想以上に善戦し過ぎちゃって、軽量っぷりが裏目に出てしまった。今度から、シャルドネ以外のイタリア白ワインはシャンパーニュより前に出しちゃおうかな…とか思った。