北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0575】Urziger Wurzgarten Riesling Auslese 1992

 
ユルツィガー・ヴュルツガルテン・リースリング・アウスレーゼ[1992]年
 
 こいつはドイツのアウスレーゼにしてはやけに値段が安く、そしてかなり古い品。値段とヴィンテージを考えると、あまり楽観できない組み合わせのような気がするけど、呑んでみることにした。色は、ちょっと黄色がかった時代を経たドイツ白ワインという感じ。これは期待できるかなと思って匂いをかいでみると、ニスの匂いがちょっとするぐらいで、他の成分は全然無い。あれ?
 
 口に入れてみると、なんと青リンゴのような酸味と、微炭酸が来た。あとニスっぽさが口のなかで炸裂する。微炭酸もあいまって、なんだかワインの味というよりも炭酸飲料のような気がする。ああそうだ、この味はリアルゴールドとかCCレモンとかあのへんの飲み物に似ているんだ!“ニスのような匂い”と書いたけど、どこかビタミン臭にも似ている。呑めない飲み物ではないけれども、アウスレーゼの名を冠した白ワインとしては見当違いな方向で頑張っちゃっているような。古過ぎておかしくなっちゃったんでしょうか。