北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0581】Marc Colin et ses fils Bourgogne "Chardonnay La Combe" 2009

 
マルク・コラン・エ・セ・フィス ブルゴーニュ・シャルドネ・ラ・コンブ[2009]
 
 へとへとになった日には、爽やかな白ワインが呑みたい…そう思って選んだのは、ブルゴーニュはサン・トーバン地域のメーカー・マルクコランさん家の平ブルゴーニュ。平クラスなら、値段もお手頃だし、きっと爽やかな酸味中心じゃないかと期待しての開栓。
 
 色を見ると、いかにも平白ブルゴーニュらしい薄い色。匂いをかぐと、ほんのり花畑&クッキーの匂いの混じった、酸っぱ爽やかそうな匂いが漂ってくる。
 
 口をつけてみると、なんとも軽くて爽やかな酸味がやってきて、これまた期待通り。酸味が八朔に似ているけれども、もう少し愛嬌があるような感じで、しかもジトジトともギスギスともしておらず幸せな感じ。割と軽い飲み口ながら、酸味がしっかりしているのでペラペラ感は無く、こりゃあ美味い美味いと舌鼓。そして後半になってくると、力強い若草のような風味――それこそイタリアのヴェルメンティーノ種にありそうな――が立ち上がってきて立派な風采に。それに歩調を合わせるように酸味も力強くなってくる。
 
 うひゃあ、これは凄いかもしれない。ブルゴーニュ白ワイン王道系と余所の軽量級白ワインのいいところを合体させてコンパクトにまとめたような印象だった。