北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0588】Le Haut Medoc de Giscours 2008

 
オー・メドック・ド・ジスクール 2008
 
 今日の夕食は、タラのバター焼きと豚肉の野菜炒め中心。これに、2008年のジスクール量販品をあててみた。色は透明感のあるワインレッドで、わりと普通。匂いをかぐと、甘い匂いと木の匂いがするけれども、少し酸っぱさを予感させるようなところがある。
 
 口にしてみると、酸味先行でびっくりするほど軽い。ブラインドで呑んだらボルドーの赤ワインと答えずに、イタリア安ワインと答えそう。でも、イタリアワインのような陽気なイメージはともなっていなくて、なんだか陰気で、甘さやふっくら感が無い。ただ、それでも三時間ほどしてくると、ピーマン臭、埃っぽさ、少しばかりの果実味が出てきてちょっと改善した。2008年のボルドーはあんまり良い年ではなさそうな話を聞いているけど、もうちょっと寝かして呑んだほうがいいのかな?それとも根本的に貧弱なのかな?どちらにしても、以前に呑んだこの銘柄に比べると、かなり貧相な印象は否めない。我が家には、2008年ボルドーがあと二本もあるけど、大丈夫なのかなぁと心配になってきた。
 
 ※翌日は、もう少し果実味が感じられたような気がしたけど、概ね前日と同じ感じだった。