ヌガン・エステート シラーズ 2010
久しぶりのオーストラリアワイン。色を見ると、青みがかっていてそれほど濃くないので、「あんまり高くない新酒」という感じがする。匂いをかぐと、これが凄い:梅ガムと、昔あったロッテのクールミントガムを足して2で割らないような匂いがガンガンに上がってくる。甘そうで酸っぱそうでクールな、ワインらしからぬ凄い匂い。シラー(ズ)にありがちなコーヒー臭はしない。
口に入れてみると、瑞々しくて少し梅っぽいジューシーな味がじんわり。苦味や渋みは軽く、果実のはつらつとしたおいしさが前面に押し出されている。しばらく飲みなれてくると、いつものコーヒーな風味に感じられるようになって、ああ、これこれこの感じ、という味になってきた。
※翌日になると、味が凝集されたような感じになって、ギュッとした感じに。苦味や渋みが力強くなって、香りのコーヒー臭さもパワーアップ。二日目のほうが立派、オーストラリアのシラーズって二日三日かけて飲むのが正解なのかな。