北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0625】Caves de Bally Lapierre Methode Traditionnelle Brut de Charvis(N.V.)

 
メトード・トラディショナル ブリュット・ド・シャルヴィ  750ml カーヴ・ド・バイイ
 
 これだけ暑いと、濃い系の赤ワインを呑む気がどうしても萎えてしまって、ついつい、冷たくてシュワシュワしたワインに手が伸びてしまう。色を見ると、白スパークリングワインとしては普通の色。で、泡が凄い。細かな泡が、比較的早い速度ながら、グラスの底からどんどん脇のぼってきて、見ていてわくわくする。匂いのほうは、かなり弱いリンゴ&籾殻臭がしたような気がした。
 
 味は、しっかりとした酸味でスカッとグレープフルーツ系な感じ。酸味が強いけれどもゴワゴワしていなくて、なんというか喉の通りがなめらかなのが嬉しい。八朔とか夏蜜柑のような和風柑橘系よりも、グレープフルーツみたいな洋風柑橘系を連想させる味。とても呑みやすくて、それなり甘みもある。ただ苦みや重みははっきり少なめで、このあたり、ガチシャンパーニュ系に比べると軽いと感じるような気はする。ごっついやつがお好みの人にはきっと迫力不足だし、慣れてきても匂いはそんなに強くない。でも、3桁のスパークリングワインなんだから、軽いところで上手くまとまっていれば十分だし、イタリアのスプマンテでハズレを引いたときのような腑抜けっぽさもなかった。