ラ・ノビア・エスプモーソ・セッコ・サン・サドゥルニ・ダイノア
暑くてしようがない夏の日にイタリア料理屋に入ると、ついつい冷たい一杯を求めてしまう。今日の昼ごはんはモッツァレラ入りトマトクリームパスタ。これに、スペイン産の11.5%のカヴァをあててみることになった。
色はかなり薄い白ワイン色。細かな泡がゆったりと立ち上っている。匂いがちょっと特徴的で、「まだ熟していないりんご」の匂いがちょっとだけする。普通のリンゴの匂いじゃなくて、「まだ熟していないりんご」というあたりが特徴的。
口に入れてみると、しっかりとした酸味がキューと来て、そこから未熟なリンゴ感が追いかけてくるような感じ。許容範囲の金属感が緊張感を添えていて、アルコール度数の割りには呑み応えがあってゆっくり楽しめた。もちろんパスタとの相性を云々する必要なんてなかった。ただし、いつだったかのカヴァにも似た、ほんの少し人口甘味料っぽい後味が残って、そこが少しだけ気になった。