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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0645】Christphe Bryczek Morey-Saint-Denis 2008

モレ・サン・ドニ[2008]/ブリチェック
 
 コート・ド・ニュイの村名以上のワインはどれも値段が高め設定なので、あんまり対峙したことがない。モレ・サン・ドニもこのボトルでやっと二本目、余裕があればもっと呑んでみたいところだけど…。
 
 まず色をチェック。ある程度茶色がかった透明感のあるピノ・ノワール色で、意外と若々しくない色をしているように感じた。さりとて黒っぽ過ぎるというほど黒くもなく、「赤茶色」という表現がしっくりくるような。
 
 匂いをかぐと…来た来た来ましたよ!揮発性の強い、トーンの高いローソク臭+チョコレートクリーム+アルコールといった感じ。その後から強烈なイチゴジャムっぽい匂いが混じってくる。トーンの高さは、そこらの安い&僻地なコート・ドール一級よりもよほど強くて、匂いが強い&複雑で偉そうな雰囲気満点。
 
 口にしてみると、柔らかい口当たりにちょっと酸っぱめな果実味が口のなかいっぱいに広がってきた。はじめは果実味とタンニンとの分離した印象が鬱陶しかったけれど、三口四口と進むうちに気にならなくなってきて、悪く言えば余韻の短い、良く言えばキュッと歯切れの良い果実味をたっぷり楽しめるようになってきた。このワイン、香りが派手な割には果実味がかわいらしい方面の路線で、ワインの体格も意外と軽い。
 
 慣れるうちに、果実味がさらに伸びて感じられるようになって、幸せなところで帳尻が合ってきた。結構いけていると思う。