ヴォガ・イタリア・ピノ・グリージョ[2010]年・IGT・ピノ・グリージョ
「イタリアワインは見た目から」――リンク先によれば、このワインのVOGAとは、“流行”や“ファッション”を意味する英語の「VOUGE」のイタリア語とのことで、実際、ボトルの実物はネットの画像よりもかなり洒落ていてインパクトがあった。でも、見た目が良くても中身がアレじゃあ困るわけで、ネタワインの実力やいかに。
ボトル越しにも見える色は、きわめて普通な白ワイン色。で、匂いをチェックしても、さほど匂ってこない。
口に入れてみると、潤い感抜群の、ピノ・グリージョらしい味わいがしっかり伝わってきた。ピノ・グリージョ(ピノ・グリ)って大抵の場合、つるつるした食感で、爽やか酸味がブルゴーニュとは違った気持ちよさで、口に含んだ膨らみ感がおいしいけれど、このワインもそこらへんの期待は裏切らない。少しハッカっぽい風味がするのも嬉しいところ。
こぢんまりとまとまったワインだけど、決して悪くない、なるほどピノ・グリージョだと思わせる内容。もう少し安ければいいなぁと思ったけど、このボトルの見た目を狙うような場面ではトントンだと思う。ピクニックなんかに持っていくにはいいんじゃないかとか思った。
※二日目は、はじめはメロンのような少しチープな白ワインっぽい匂い、続いて水仙のような匂い。あまり高価な印象を受けるわけじゃないけど、くるくる表情が変わって楽しかった。思った以上に面白かった。
