Robert Mondavi Private Selection Chardonnay
続いて、ロバート・モンダヴィさんのプライベートセレクションな白を。色は、かなり黄色っぽいというか、「濃いシャルドネ」っぽい。けれどもテタンジェほど明確な色合いではない。匂いをかいでみると、クーラーから出したばかりで冷えていたせいか、ちょっとメロンがかった甘い匂いがするけれどもそれほどはっきりしていない。
口に入れてみると、甘くてふくよかな味わいがしっかりとやってきて、酸味はあまり感じない。2010というヴィンテージの割に、杏のような熟したフレーバーも感じられる。ひとつ前にテタンジェを呑んだせいかもしれないけれど、「締まりが無い」ように感じられる。ただし決してまずいわけではなく、ボリューム感は相当なもので、ダレるというほどだらしないわけではない。なにより、綺麗さを見せつけてくるシャンパーニュの後にもかかわらず、さほどチープな印象を与えないあたりは善戦していたと思う(このへんは、冷えているのが幸いしていたのかもしれないけれど)。パーティーの席で、みんなで呑むにはいけてそう。