北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0678】Celler des Ursulines Beaune Les Epenottes 2007

セリエ・デ・ウルシュリーヌ・ボーヌ“レ・ゼプノ” 2007
 
 これは2000円を切っているボーヌ村名ワイン。ちょっと安すぎる。内容は推して知るべしな気もするけど、腐っても村名な感じのワインだったら嬉しい。
 
 まず、色を観ると、あまり暗くない、透明感溢れるタイプ。少しだけオレンジ色がかった色をしているかもしれない。匂いは柔らかなチョコレートムースの匂いで、芯にイチゴのような甘酸っぱい匂いを潜ませている。揮発性もちょっとあるかもしれない。
 
 口をつけてみると、甘酸っぱい風味がいっぱいに広がって、酸味先行の展開。後味になって少しタンニンとコクがついてくる。一口飲んだ後は、香りの次元でも甘酸っぱさと新鮮さが強まって、えらくシャキシャキとした呑み心地になってきた。そして1時間もすると、梅っぽい鋭い風味が強まってきて、これはこれでブルゴーニュらしい。村名に相応しいかと言われると?だけど、ブルゴーニュの2000円の並赤だと思って呑めばたぶん十分。