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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0687】Castello Banfi Brunello di Montalcino Riserva“Poggio All'Oro” 1999

 
ポッジョ アローロ ブルネッロ ディ モンタルチーノ
 ※リンク先はヴィンテージが異なります。
 
 今日は久しぶりにごついワインにアタックしてみることにした。これは、イタリア大手バンフィ社が誇るフラグシップのブルネッロ。フィレンツェで100ユーロぐらいで購入、そろそろ呑んでおくのがいいのかなと思って抜栓してみることにした。
 
 まず、色がとてつもなく濃い。ボルドーや新世界なんてものじゃなく、もうワインの一滴一滴がすさまじい濃さの赤紫色をしていて、全く不透明、とにかく濃厚さが桁違い。匂いをかぐと、華やかに匂ってくるタイプではなく、グラスのなかに、ザラメ糖となにかもの凄く煮詰めた果物ジャムのような匂い、そして蝋燭っぽい匂いもする。アルコール度数が強そうなものを、全くアルコールっぽさが匂い立たないあたりが興味深い。
 
 口に入れてみると、ごっつい果物濃縮エキスのようなやつが柔らかい当たりでやってきて、そこから口のなかでぶわっと拡散した。タンニンはしっかりしているし苦みもある、けれども基調は果物系の濃縮感で、カベルネやメルローとも違うし、キアンティとも大分違う。1999年産なのに底力があるというか、とにかくえらく濃い飲み物を口に入れている感じがして、タンニンと苦みのお陰か、非常にがっしりとした呑み心地。ところどころ、まさにジャムのようなきつい甘みが舌をよぎることもある。埃やタバコのような煙たさを感じることもある。おお、どこから見ても男のワイン!そしてたいしたパワー&複雑さだ。
 
 このブルネッロに対抗するために、ちょっと高くてごつい牛肉を買ってきて焼いて食べたけれど、ごつい肉とはよく似合っている。でも、もっとごついジビエなんかでもいけそうな感じがする。バイアスがかかっているのを考慮してもこいつは凄い。ブルネッロの面目躍如。
 
 ※二日目になって、果実エキスの匂いがさらに濃厚になり、日陰の土(北向きの庭のような)のような匂いも相まって大変迫力のある姿になった。味は僅かに酸味が加わったせいか、鮮やかな果実味が強調される格好になって、前日よりは少しおおらかに。しかしパワーは殆ど互角。とてもいい。