北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0704】Louis Picamelot Bourgogne Mousseux Pinot Noir Sec (N.V.)

 
ブルゴーニュ・ムスー(シャンパン二次発酵方式)ピノ・ノワール・セック・ルイ・ピカメロ社
 
 以前、ブルゴーニュに赤のスパークリングワインを呑んだことがあって、これがワインらしさと甘口デザートっぽさが混じった不思議な品で面白かったので、同じタイプのワインが日本国内で手に入らないか調べていたら、こいつが引っかかったので即購入。ランブルスコほどじゃないけど、一つのジャンルなのかもしれないと期待しつつ抜栓。ちなみにリンク先によれば「シャンパン二次発酵形式」とのこと、はてさてどうなることやら。
 
 まず、色をチェック。はっきりと色が薄くて、イタリアのロゼワインの一派・チェラスオーロをもう少しだけ濃くしたような、かなり薄い色をしている。ブルゴーニュの赤ワインのカラースペクトルとしては、一番薄めの平ブルゴーニュかヴォルネのような。匂いはあんまり感じない。
 
 で、口をつけてみると、コクとタンニンを若干伴った、果実味主体の少し甘い飲み物。甘すぎないあたりが前回の同ジャンルワインを彷彿とさせるけれども、あれに比べるとやや軽いつくりかもしれない。とはいえ、並みの白スパークリングに比べると、果実味のゆったり感・コク・タンニンははっきり強くて、並みのランブルスコよりは赤ワインそのものに近い味わいだし、ワインらしいアルコールの強さを伴ってもいる。甘みが強すぎるでもなく、弱すぎるでもないあたりは、ワイン好きには中途半端に、ふだんワインを飲まない人にも中途半端に感じられるかもしれないけれども、両者の中間を求める人には数少ない正解のような気がする。そういう人にはお勧め。
 
 ※後半になって、えらくピノ・ノワールっぽいテイストになったのもプラス得点な感じ。いいワインだった。