北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0723】Jacob's Creek Sparkling Shiraz (N.V.)

 
ジェイコブス クリーク スパークリング シラーズ
 
 我が家ではそれほど珍しくもない赤スパークリングワイン。ただ、今回は新世界の赤スパークリングってところが珍しい。色はとにかく濃くて、どんなランブルスコよりも濃く、真っ黒に近い。このため液面の泡はともかく、水面下の泡が全く見えない感じ。匂いはあまり印象に残らず。
 
 でも、口に入れるとびっくり。タンニンがしっかりしていて、甘味と酸味がそこそこあって、ちょっとコーヒーっぽくもあり、コクが抜群にある。ランブルスコみたいなヨーグルトの風味はしなくて、まるきり赤ワインがそのまま泡になったようなコクと苦味と渋み。シラーの濃さに加えてスパークリングワインの泡っぽい爽やかさを伴っていてなんだか不思議な感じ。今までに呑んだ赤スパークリングのなかでは最もノーマル赤ワインに近いと感じた。