北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0741】Medici Ermete Regiano Lambrusco Secco "Concerto" 2011

 
メディチ・エルメーテ・コンチェルト・ランブルスコ・レッジアーノ・セッコ
 
 最近、月末になると疲れが溜まってきて気合いの入ったワインを飲むのがどうしても億劫になってしまう。そういう時は、あまり値段のはらないイタリアワインこそが最上、と思ってランブルスコをパルメジャーノと一緒にいただくことにした。
 
 まず、グラスに注ぐ際の濃度が違っていてびっくり。とにかく濃くて滑らかな見た目で、いつも黒っぽいランブルスコのなかでも特別に黒っぽい。匂いはヨーグルト&カシスな匂いがして、ランブルスコとして矛盾しない。
 
 口をつけてみると、意外なほどさっぱりしていて、泡の感触がはっきりしていて驚いた。口触りはすごく柔らかいけれども、甘みは控えめで、辛口(それこそBrutというような!)路線がはっきりしている。ランブルスコなのでグイグイいけるんだけど、このランブルスコランブルスコのくせに緊張感があるというか、引き締まっていてしかも滑らか。ちょっといつもの路線とは違うタイプだと思う。ワインとしては上等だと思うけど、今日はもっとだらしのないランブルスコが欲しかったので、いささか真面目に呑んでしまったかな、と感じた。