北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0748】Domaine Marius Delarche Corton Charlemagne Grand Cru 2009

 
コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ・特級[2009]年・蔵出し
 
 標準的なブルゴーニュ白につづいて開けたのは、知らないメーカーの安物とはいえ、一応特級のコルトン/シャルルマーニュ。抜栓してすぐは、さっきの平白に比べて匂いがくぐもった感じがして、あまりよくわからない。ただ、微妙にクッキーの匂いが混じっているような気はする。一口飲んでみると、アタックが強いのはこちら。酸味が強く、余韻も長い。なんとなく「酒飲みの酒」というか、平白ほどの柔らかさはないが、パンチ力はこちらのほうがあるように感じられる。さっぱりくっきりした白ワインを求める人は、平白のほうがおいしいと答えそう。
 
 30分ほど経過すると、クッキーのような匂い、蜂蜜漬けのお菓子、といった豪勢な匂いと味がこもりはじめ、グラスのなかでの匂いの挙動がはっきりと違ってきた。このあたりは流石に特級らしい振る舞い。「おいしい」よりも「ごつく」て「すごい」。やっぱり比べてみるもんですね。特級は特級なりに、平は平なりに、持ち味を見せてくれた。