北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0751】Feudi di San Gregorio Taurasi 2007

 
タウラージ[2007]/サングレゴリオ
 
 今日の夕食は、魚のすり身を使った揚げ物と、牛肉の炒め物をメインにしたやつ。牛肉なので、それに相応しいワインを開けようと思ったらこいつが候補としてあがってきたので抜栓してみた。
 
 まず、注ぐ際の色が恐ろしく濃くて、ワインの雫の一滴一滴が凄い色をしている。不透明で少し茶色がかった、赤黒い液体。匂いをかぐと、ニスのような方面の揮発性の匂いとイチゴジャムを思わせる濃厚な果実、それにしても揮発臭が強い。
 
 口に入れてみると、スミレを連想させるような、軟膏を連想させるような例のイタリア赤ワイン風味が口のなかにワッと広がった。けれどもそれで終わらずに、サクランボジャムのような甘くてコクのある芯のような味が口のなかを通り過ぎていく。ブルネッロとキアンティを足して2で割ったような印象?タンニンはそれほど荒々しくはない。どっしりとしたワインというよりゆったりとしたワインで、リラックスしながら呑めるタイプだった。
 
 ※二日目は、もう少し酸味が増してえらく呑みやすいワインになった。初日のほうがスケールは大きかったかも。