北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0792】Graham Beck Brut(N.V.)

 
グラハム・ベック ブリュット
 
 今日の夕食は、デパ地下で購入した骨付き豚肉の丸焼き・タマネギのフライにワインビネガーをたっぷり染み込ませたもの・シーフードパエリア。これに南アフリカ産のスパークリングワインをあわせてみた。
 
 空けてびっくり、色はものすごく濃い。金色っていうより赤みがかったようなすごく濃そうな色。泡が、素早い速度でたくさん立ち上っている。匂いは、いきなり漬物臭が目立つ展開、フルーツやメレンゲとかより、とにかく漬物。なんだかクリュグモドキみたいな印象。
 
 口をつけてみると、予想通り、ごつくて苦くて漬物〜!という味わい。まさにクリュグ系と喩えたくなるようなスパークリングワインで、どっしりしている。酸味もそれなりあるし、青リンゴみたいな爽やかさもあるにはあるけれども、ワインの印象としてはどっしり発酵系。いかにも高級そうな顔つきはしていて、紛らわしそうではある。豚肉と一緒にやると、なんともクリーミーな味わいで飲み合わせは抜群、きついワインのくせに案外社交的でびっくりする。濃い料理にはうまく寄り添ってくれた。