北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0804】Tyrrell's Old Winery Pinot Noir 2010

ティレルズ オールドワイナリー ピノ・ノワール
 
 たまには、新世界のお手頃ピノ・ノワールを。まず、ボトルに入っている段階からえらく色が薄そうで、スクリューキャップ。グラスに注いで見ると、案の定、「少し小豆がかった色の。水面のきわの色が薄い」いかにも安そうなピノ・ノワールのいでたちをしていらっしゃる。匂いはあまりしないけれど、安ピノっぽい、ちょっと暗い感じの匂いがする。
 
 口に入れてみると、果実のダイレクトさを帯びた酸味がキューとまず入ってくる。色に似合わず、エキスが濃くて、ちょっとした苦味があり、のみ応えもあり、タンニンはガッシリというよりカチッとした感じがする。これはちょっと好印象。意外なほど背筋が通った滑り出しで、思ったほどチープではない。ただ、アルコールはやっぱり強烈で、強精してあるんじゃないの?と思わなくもないところも。