北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0806】Ca'vit Trentino Pino Grigio 2011 

Trentino Pino Grigio Ca'vit
 
 泡の次は何に行くか?テーブルの上には生ウニ料理が載っているので、コッテリした料理の引き立て役みたいなワインはないものかと探していたら……ありました。4500円で、トレンティーノ・アルトアディジェ州の白ワイン、それもピノ・グリージョを発見、即選択。
 
 まず、色はかなり薄くて、可も無く不可も無い、安いモノ白ワインっぽさ。でも匂いはさすが、洋梨ジュースとかそっちを連想する匂い+花の匂いがかなり強くて、一丁前にスモーキーな香りを伴っている。
 
 呑んでみると、やっぱり張りと照りに優れた、けれどもちょっと軽めのピノ・グリージョ。ファルネーゼの同品種なんかにも似ている。シーフード料理を前にすればおとなしーい性質なんだけど、単独で呑むぶんには、スモークな香りがほんのりと漂う。けれどもイタリア製らしいというか、妙に薄いところもあってガブガブっと呑むこともできる。決して価格相応のご大層なワインではないけれども、コテコテの魚料理と合わせるという点では、十分にいただけるような感じだった。