北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0819】Pipoli Greco-Fiano Basilicata 2012

 
ピポリ グレーコ フィアーノ 2012
 
 今日の夕食は、チェダーチーズの利いたパン、枝豆の冷製スープ、ベーコンエピ、鰺の南蛮漬け。こういうメニューにイタリアワインを合わせようと思って、こいつを用意した。品種はお気に入りのグレコ&フィアーノで、メーカーはよく知らないもの。あまりイタリアワインでもお目にかかる機会の少ない、バジリカータ州でつくられたもの。
 
 見た目は普通の白ワイン色ながら、匂いが美味そう。澄んだ酸っぱそうな匂いにくわえて、蜂蜜みたいな匂いがスーッと入ってきて、僅かにハッカのようにすーすーした匂いが混じっている。この時点で期待度大。いざ口に運んでみると、ゴワッとした押しの強い酸味に八朔夏蜜柑系統のジューシーさ、そしてじんわりとした甘みが蜂蜜臭と一緒にやってくる。おお、価格を考えると素晴らしい。匂いが直線的というか、グラスのなかでたゆたうのではなく、鼻に真っ直ぐ飛び込んで来るようなところがある。こってりとしたチーズ系のパンとはもちろん相性がいいというか、飯によく映える。このワインは1200〜1300円くらいの価格帯みたいだけれど、「2000円のグレコです」って言われたら信じてしまいそう。相当なものだった。
 
 ※後で調べたら、このワインはファルネーゼが手がけているらしかった。なるほど、そりゃ安くて旨いワインをつくるわけだ。納得。