北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0835】Domaine Yvon Clerget Volnay-Santenots 2003

 
Volnay Santenots 1er Cru [2002]Yvon Clerget
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 久しぶりに、ワインに集中力を使ってみたい気分になったので、大物と戦ってみることにした。こいつは知らないメーカーの、けれども何度か出会ったことのある畑、ヴォルネ-サントノ。福岡遠征の際に酒屋ナカムラでゲットした品。さて抜栓……と思ってコルクを抜くと、なんとも長いコルク、こりゃあ上等なコルクだ!期待したくなってしまう。色を見ると、透明感のある赤チョコレート色、時間の経った普通のピノ・ノワールといった感じ。匂いをかぐと、佃煮の上にホットチョコレートとイチゴジャムをぶっかけたような、少しネバっとした匂いを含んだやつがたちこめていて、初手から美味そう。
 
 口に入れてみると、最初に苦みとコクがやってきて、ローソクのような匂いが口から鼻に抜けていった。なぜか少し煙たいニュアンスを帯びた果実味で、色の濃い強精ワインを連想させるようなネバネバとした味がついてまわっている。これは何だろう……。そうこうしているうちに、果実味がギューッっと強くなってきて、ワインの濃度も高くなってきた。これを待っていた!