北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0854】Domaine de Belliviere Vielles Vignos Eparres 2004

 
ベリヴィエール コトー・デュ・ロワール ヴィエイユ・ヴィーニュ エパルス2010
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 今日はロワールの白、シュナンブランのすごくいいやつと対峙してみることになった。この価格、この年代のシュナンブランを呑む機会なんてついぞなかったので、ものは試し。 まず、色をチェック。ほんのりオレンジ色がかっている。もしかしたら照明のせいかもしれないけれども、かなりオレンジがかっている。匂いは最初よくわからない。まだ寝ていそう。
 
 口に入れてみると、コルク抜いてすぐだったせいか、なんかタンニンが入っているかのような凄い収縮力。それと樽っぽい。お店の人に聞いたら樽使って作っているらしいので、そんなものらしい。コテコテシャルドネじゃないのに、樽。で、苦味が強い!ミカン水みたいな甘さと、強い苦さ、そしてパラフィンのような一種独特の風味がけっこうしっかりやって来る。なんか物凄く風変わり。暫くすると、そういうキツいところが無くなって澄んだ雰囲気になってきてほっとした。最後のほうになると、きゅうりと蜂蜜を並べて置いてあるような、面白い匂いに変わってきた。世の中には不思議なワインがあるもんだ、これがシュナンブランかぁ……。好みではないけれど、面白い風采のワインだった。