ポマール[2003]年フランソワ・ミクルスキ
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さて、とりはブルゴーニュの赤。ポマールの2004でミクルスキー、一体どんなワインなのかさっぱり見当がつかない。今が飲み頃なのか、それともまだまだ若いのか、枯れた系なのか。
まず、匂いは幸せブルゴーニュ臭全開。チョコレートとカルーアとチョコソースの間を行ったり来たりするような、揺らぎのあるチョコ系の匂い、そして苺系の甘い匂い。グラスのなかいっぱいに充満している。色はだいぶ透明な赤レンガ色に近づいていて、それなりお歳を召されている様子。
で、味。タンニンはあるけれども実になめらかで心地よい、ほっこりしていて、しっとりしている。余韻が長いっていうより「ゆったりしている」のほうが似合うような、疲れを感じさせないワイン。そんなワインだけど、濃くて辟易させるようなところがない。おー、これは美味いぞ。お店の方曰く「ミクルスキーでポマールで2004だから、こうなっている」とのこと。とにかく寛げてキツさの無いワインだった。美味いかって?そりゃ美味いに決まってるでしょう。