北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0857】Grattamacco Bolgheri Superiore 2005

 
グラッタマッコ 2009
 
 今日の夕食はジャーマンポテトのようなもの、豚肉の野菜炒め。本当はもっと肉らしい料理に合わせたかったけれども、スケジュールの関係からこれにトスカーナのボルゲリ産、イタリア本土購入ワインをあててみることにした。色は、黒っぽいけれども透明感を伴った深いワインレッド。匂いは初手から飛ばしていて、まず甘いイチゴジャムと森の切り株、それからローソクのような香りが漂い始めた。
 
 まず、口をつけるとガツンと果実味とコクが来て、タンニンが後々になってじわじわーと追いかけてきた。このコクが特徴的で、まるでごついバターキャラメルのあの濃さをそのままワインにあてたようなバターっぽさ。そして呑み進めるにつれて鉄のような味わいが混じってきて、ワインが「硬く」なってきた。その後二時間ぐらいでどんどんパワーアップ、匂いの面でも果実味の焦点が定まってきたというか、凝集感が凄い。特徴的なワインかどうかはさておき、大物らしさ満点、後に進むほどワインがごついと感じられ、割と早い段階から男性的な力強さでグイグイと。
 
 ※二日目もそんなに印象は変わらない。凄く匂って、凄く凝縮していて。