北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0876】Logam Shiraz Orange Australia 2010

 
ローガン・ワインズ ローガン シラーズ [現行品]
 
 まず、色をチェック。透明度は思ったよりも高く、それなり濃いけれども澄んだ感じ。あまり青紫っぽくなく、ほんのり煉瓦色がかってさえいる。匂いは線香のような<杉や檜系+色の濃そうな果実味>の匂いに黒胡椒をふりかけたような、そんなようなやつ。
 
 口に入れると、想像していたよりも口当たりのなめらかな、少しコーヒーっぽくて刺激的な味がした。タンニンはあるけれども円やかで、酸味はあってもなんだかミルキーでとげとげしくない。そして後味に広がるカフェオレのような味……。「オーストラリアのシラー(ズ)なんだから、こういう味であって欲しい」期待を全く裏切らない感じだった。ミントは感じられないけれど、そんなのどうでもいい、補ってあまりある円やかさと呑み心地の良さ。最近ずっと旧世界のワインばかり呑んでいたので、なんだか新鮮に感じられた。
 
 ※二日目。あけてびっくり凄い匂い。キノコのような腐った切り株のようなとんでもないやつがきた。まるで高級ワインの匂いだ!口に入れてみると、昨日よりは少し酸味が立って、飽きをリセットしてくれているような雰囲気、少しボディが軽くなっておいしくなった。驚いた!オーストラリアワインは二日目に幸せになることが多いけれど、今回もそれを裏切らず。幸せだ!