http://www.wine-searcher.com/wine-197408-0001-berlucchi-61-brut-franciacorta-docg-italy
さて、夕食の赤ワインだけでは物足りないわけで、ねぐらに引き揚げて、ここはフランチャコルタを。こいつは、ローマ市内のワインショップ・トリマーニで見かけたハーフボトル。ベルルッキのフランチャコルタは、どうやらイタリア国内では流通が良いらしく、ホテルのミニバーにまで入っているけれど、こいつは"61"という見かけない数字が入っている。これは見覚えが無い。しかも9ユーロしかしなかったので、持ち帰ってホテルの冷蔵庫で冷やして準備していたもの。
開けてみると、色は綺麗なシャンパーニュ色をしていて文句なし。泡がしっかりたっぷりと、それほどゆっくりではない速度で立ち上っている。匂いはメレンゲ系の甘い匂い+パン系の匂いが強く、ほんのりと漬物臭い。
で、味のほうはまろやか系シャンパーニュのような味。なで肩というか、甘味とふんわり感を帯びた味に、自己主張の烈しくない酸がついてくる。ただ、芯の通った酸味で、ふんわり感の中心に酸の背骨がびしっと通っていて、緊張感とまではいかないけれど、しゃんとしている。呑み進めていくと、香りに青リンゴのような新鮮さが目だってきて、口当たりはコクのある方向へ。これは結構頑張っているんじゃないでしょうか。以前呑んだハーフボトルで7ユーロのシャンパンよりは善戦していると感じた。こっちのほうが品がいい。