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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0907】Philippe Colin Saint-Romain 2010

コート・ド・ボーヌ

 
サン ロマン  ブラン[2011]フィリップ・コラン
 
 ブルゴーニュの中核、コート・ドール地域のなかでも隅のほうにあるサン・ロマン。このサン・ロマンのワインは今回初めての登場。昔、広島の学会で買おうとして買いそびれて、今回やっと縁があって手に入った。以前、平赤ブルゴーニュが結構良かったメーカーのもの。
 
 色はとても若々しい白ワインの色。グラスに注いでも匂いがしなかったのでたいしたことはなかろう……と思ってグラスに鼻を突っ込んでみると、甘い蜂蜜クッキーの匂いがこもっていてびびる。なんぞこれ、美味そうな匂い漂わせるじゃないか。
 
 で、口にしてみると、瑞々しさいっぱい、まとまりが良くて荒っぽくない、酸っぱいけれども整った酸味がやってきた。適度に苦みもあって、匂いから連想されるよりずっと爽やかだ。重くない。そのくせ、飲み直すたびに鼻先に蜂蜜クッキーがよぎるんだから、これまた驚き。素晴らしい滑り出しじゃあないですか。呑み進めても、全くだれず、酸味はどこまでも遠くまでついてくる。そして軽いつくりのお陰か、品がすごく良くてピシーッと集中力がある。おお、これはいい、軽量級シャルドネの精髄のようなワインじゃあるまいか。自分自身はリラックスして呑めるけれど、ワインはてきぱきしていてだれることなく、それでいて美人。
 
 サン・ロマンっていつもこんなに良いんですか?いやぁ驚いた、それなりリッチだけど小柄なところで美しくまとまったワインだった。
 
 ※翌日になると、ハチミツクッキー臭が少し衰えて平白ブルゴーニュのような風采に。それでも折り目正しさは維持されていて、呑んでいて気持ちいい。やっぱり素晴らしいんじゃないか。なにより、この路線は好みでもある。どこまでも嬉しいワインだった。