北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0908】Louis Latour Bourgogne Pinot Noir 2012

 
ルイ・ラトゥール ブルゴーニュ・ピノ・ノワール [2012]
 
 まず、色は少し青紫色がかった、やや薄めの透明感ある色彩。イタリアの濃いロゼ(チェラスオーロ)をほんのちょっぴり濃くしたような、それぐらいの色合いが紫がかっているような。ちょっとくぐもった、わざとらしいキャンディー的な甘さを伴った、植物エキスっぽさも少し感じられるブルゴーニュの匂い。
 
 口に入れてみると、あっ軽い!少し和菓子っぽいエキスと植物エキスを伴った、甘い果実味が入ってくる。酸味はあるけれどもそんなに目立たず、甘みも弱く、ちょっと水っぽいかもしれない。なんとなく押しが一歩足りないというか、和菓子っぽい舌触りが感じられて植物っぽいところこそ目立つんだけど、酸や果実味がいまひとつ薄いような気がする。この時のキュベー・ラトゥール赤2010に比べると、山の果実どっさり感が足りず、造りがぬるい。キュベーじゃないからダメなのか、ヴィンテージがダメなのか、どちらにしてもちょっと物足りなくて、2012年のブルゴーニュ赤はどんな出来なんだろうと心配を感じた。
 
 ※翌日は、もうちょっと飲み応えがあるような感じになった。二日目のほうが美味い?このクラスのピノでもそんな事あるんだろうか