北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0925】Cellier des Ursulines Volnay 1er Cru Clos du Verseuil 2004

 
ヴォルネ・プルミエ・クリュ・一級“クロ・デュ・ヴェルスイユ
 
 このワインは、おととい〜昨日に飲んだヴォルネ一級カイユレと同じメーカー、同じヴィンテージ、同じエリア。ただし畑名だけが違っていて、こちらは聞いたこともない畑名。こんな畑、ヴォルネにあったんだ……。
 
 見た目はとにかく薄くて茶色くて、昨日のものと同じ弱ヴィンテージなブルゴーニュっぽい色。匂いは……いけないなぁ、これちょっとコルクすぎるんじゃないかと思うほどコルクの匂いが先立っている。ただ、その奥からチョコレートの匂いが香り立ってくるので、まあ、なんとかかんとか。
 
 口に運んでみると、カイユレに比べると明るい味わい。なんかコルク臭さが漂っていて「痛んでいる」ような気はするけれど、それでも果実味が陽性というか、朗らかさを伴っている。匂いの面でも新鮮な匂いが感じられておいしそうなんだけど、とにかくコルクが五月蠅い。こないだのムルソー一級ほど悲劇的なコンディションではないけれど、お世辞にも良いコンディションとは言えないような。まあ、3000円でヴォルネ一級を呑もうってのがいけないのかもしれないけれど、コルクさえ五月蠅くなければ優れものっぽい雰囲気があり、後半に猛然とした腐葉土の匂いとジャムの気配が漂ってきただけに、残念無念。
 
 ※翌日は、後半の腐葉土がしっかり残って立派な風采。ただ、ここでもコルクが鬱陶しい。本当に惜しいなー。