北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0937】Vigna del Lauro Pinot Grigio 2012

 
ピノ グリージョ コッリオ 2012 ヴィーニャ デル ラウロ
 
 色は、ちょっと赤みを帯びた、けれども薄めの色合いの白ワイン。これだけ観ると安くてダメになった白ワインのような。けれども粘性度はかなりのもので、匂いをかぐと、やけにスモーキーな匂いの奥から甘そうな台所洗剤めいた匂いが漂ってくる。パイナップルの砂糖漬けみたいなやつも。
 
 口をつけてみると、まず、かなりしっかりとした甘み、続いてミカンの皮を思わせるような独特の苦みを伴った、植物エキスめいた風味がやってきた。ただ、このワイン、酸味が弱い&妙に後味がぶつ切りになって、余韻らしきものがあまり感じられない。これは現時点ではマイナス。口当たりはタプタプしていて張りはしっかりしているんだけれど、これもあんまり長くは響かない。味にスタッカートがついているような。
 
  ※翌日は植物エキス系の匂いが拡張して、えらく凜々しい滑り出し。ただ、やっぱり味にスタッカートがついているような、妙に余韻を「切る」感じが寂しくはある。どうしてこうなんだろう?