北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0942】Gonzalez Byass Solera 1847 Cream (N.V.)

 
ゴンザレス・ビアス ソレラ 1847
 
 最近、「いつか、平日ワインはそんなに高くない酒精強化ワインを少量だけにしようかな」と思うこともあって、とりあえず有名どころでも……と思ってこいつを買ってきた。今日はレバーの唐揚げがメインなので、残りものをおつまみにして。
 
 まず、色は完全に茶色。琥珀というより、醤油を少し薄くしたぐらいの勢い。粘性率はそれなりに高い。匂いは、がつんとアルコールの匂いに鼈甲飴のような匂い、まるでブランデーのよう。というか見た目が既にブランデーくさい。……普段呑みをブランデーにするというのも手かも、とちょっと思ったり。
 
 で、口に入れてみると、口当たりは恐ろしく滑らかでトロっとした甘み。ザラメ糖を焦がしたようなやつがこみあげてくる。でもワインの面影ってのはちゃんとあって、溌剌とした果実の酸味がある時間帯にサーッと横切っていく。それからまたザラメがこみ上げてきて、その名に恥じないクリーミーな後味で締めくくる。アルコール度数が高いだけあって、ホカホカしてくるので、チェイサーをすぐに飲まなければならなかった。あと、暫く呑み進めると、鉄っぽさのような荒々しい感覚が強まって、ちょっと呑むのがしんどくなってくる。とりあえず、ちょびちょびと三日ほどかけていただく予定。
 
 ※二日目。自分が慣れたのか、ワインが少し友好的になったのか、荒々しさに悩まされる感覚はなくなった。呑みやすく、くつろげて、身体が温まる。悪く無いかも。
 
 ※三日目。二日目とだいたい同じで、普段呑み的にはちょうど良いような。このワインの柔らかいところと、ごついところがちょうど釣り合っているように体感される。これで飲み終わり。選択肢としてアリのようには感じた。