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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0944】Anarkos Pulia Rosso 2011

イタリア南部

 
アナルコス 2011 ラチェミAnarkos 2011
 
 まず、色はそんじょそこらの赤ワインを遙かに凌駕した真っ黒で不透明な色。もんのすごく黒っぽい。匂いは、血液を連想するようなじっとりとした、鉄っぽい何かを予感させるような匂いで、一応甘そうな果実の匂いをベースにはしている。
 
 で、口をつけてみると、甘みがふんわりと口のなかに漂って、それから少し粉っぽいタンニンが酸味の尾をひきつつ上顎方面にしっとりとくっついてきた。ごく軽い苦みも伴っていることも手伝って、こうした雰囲気が「甘み一辺倒」な印象を与えない。苦みとタンニンが、だらしなくなるのを上手く止めてくれているような。これはプリミティーボなのかな?と思って紹介ページを読むと、「プリミティーヴォ、ネグロアマーロ、マルヴァジア・ネーラ」の三本柱とのこと。ちなみに、リンク先には“「赤ワインは苦いからちょっと……」と敬遠されている方にも自信を持ってオススメ”と書かれていたけれど、まあ甘みも強いからわからなくもない反面、このワインは苦みがワインの体裁を整えさせているような感じがしたので、モニョモニョするところがあった。でも、安くて旨いプーリアワインの手本のような品だとは思う。
 
 ※二日目は、果実味も苦味も少し落ち着いた味になった。「控えめ」になったからといって「つまんない」とは感じない、割と良い落ち着き方だったので文句は無かった。