北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0995】Stocco Furiurano 2012

 
ストッコ フリウラーノ (たぶん現行)
 
 色は普通の白ワイン色で、あまり黄金色っぽくも黄緑色っぽくもない感じ。匂いをかぐと、ちょっと樽の利きかけた&開いたシャルドネのような、ほのかな蜂蜜クッキー臭がする。この品種にしては、ハーブっぽい匂いは感じられず、上品な平ブルゴーニュをつい連想してしまう。
 
 口に入れると、少しピーナッツっぽいかな?とも苦いかな?とも思うけれど、これは飲む前からフリウラーノと知っているからのバイアスかもしれない。うるおい豊かで軽い苦みがある点も含めて、フリウラーノと矛盾しないんだけど、なんとなく蜂蜜っぽい香りが漂って良くも悪くもおいしい。もし、ワインを美味い不味いの評価軸だけで考えるなら、これは白ワインとして「おいしい」に入るけれど、じゃあ、こういうおいしさはフリウリ-ヴェネチア=ジューリア州ならではのものかと問われると、怪しいところだなぁ……と思って飲んでいるうちに、ハーブというかヨモギというか、そういうのががっしり効いてきて、らしくなってきた。ホッと一安心。