北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0996】Moillard Grivot Savigny Les Beaune 1er Cru Les Lavieres 2010

 
モアヤール・グリヴォ・サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミェ・クリュ・レ・ラヴィエール 2010
 
 今日から、ブルゴーニュの一級以上をリーデルのソムリエグラスに変更してみることにした。今回は、お試しとして格安のサヴィニ・レ・ボーヌ一級を選択してみた。ちょうど、安ワイン道場の師範さんが先日トライしたばかりのもの。やっぱりあのワイン、目ぇつけちゃいますよね……。
 
 まず、色をチェック。本当に薄くて透明感のあるワインレッド、薄い色。ヤマウズラ色……とまではいかないけれど、ブルゴーニュ赤にしても薄い部類かもしれない。匂いをかいでみると、サクランボのような甘酸っぱいやつ、それも少しワイルドというか摘み立てのような香りがやって来る。ローソクっぽい揮発臭も伴っている。
 
 口に入れてみると、案外いい!甘酸っぱくて、匂いに相応しいフレッシュなベリー系のやつがグッと来る。軽々としているけれど、水っぽくはなくて少しコクがあって、渋みはちょうど良い塩梅。摘み立てテイストと一緒にほんの少しだけ安ブルゴーニュっぽいくどさ(何と表現すればいいのか、ゴムっぽさとでも?)を伴っているような気がするけれど、許容範囲。それよりも、グラスに注ぎなおすたびに炸裂する野苺のようなフレッシュさがありがたくて、肩を持ちたくなる。新グラスのテストとしても上々、ワインもなかなかだった。
 
 ※二日目。香りの点では、ほとんど活きが落ちていない。口に入れた感じも、昨日の中盤以降と同じで、野苺のようなフレッシュさが主体で、ゴムっぽさ?と少しタンニンがもさもさしているかな、という感じがある。「3000円ぐらいのサヴィニ一級」として矛盾しない感じだし、たいていの平格ブルゴーニュ赤よりは美味いと感じた。活きの良さが感じられるのがなにより嬉しかった。