デルガド・スレタ モスカテル スレタ
平日に、何日にも分けて呑めるワイン候補のひとつとして、シェリーをあけてみることにした。モスカテルってことはモスカート(ミュスカデ、マスカット)なんだろうけれど、色はそんなものとは無縁なダークブラウン。匂いは、モロにくるアルコール臭と焦がした樽&ザラメのようなごってりとした匂い。きつそうだ。
口をつけてみると、柔らかい口当たりの甘さが来た後に、きついアルコールと、鮮度を感じさせるフレッシュな果実味がこみ上げてきた。なるほど、これがモスカートで出来ているってのは解るような気がする。酒はきついんだけど飲み心地は滑らかで、思った以上に刺々しさが無い!これ、かなり美味いんじゃないか?「甘口ワインはダメ」とかそういう事を言うのでなく、一日グラス一杯楽しむとしたらコストパフォーマンスは悪く無いし、たぶん、普通のワインを一日で半分開けてしまうよりは健康的だろう。数日かけて楽しんで、もう少し値の張る同じタイプのものを選んでみよう。
※二日目。ほとんど調子は変わらない。なんだろう、普段のワインよりも元気が出てくるような感じがする。
※二日空けて三日目。ぜんぜん飲める。欲張って200mlほど飲んだらすっかりまわってしまった。やっぱり酒精ワインらしいキツさがあるんだと痛感。
※さらに四日目。飽きてきたかな、と思いきや飲み干すのが勿体ないような感覚に。これで平日まるまるカバーできてしまいそう。なんだか元気も出てくるし。良かったんじゃないでしょうか。