北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1015】Louis Latour Bourgogne Pinot Noir 2012

 
ルイ・ラトゥール ブルゴーニュ・ピノ・ノワール [2012]
 
 このワインは、前に呑んでみたことのある品を、また買ってしまったもの。2012年モノは初めてかと思っていたので、チェックしてみてがっくり。
 
 色は、かなり鮮やかで透明感のあるピノ・ノワール色。以前に呑んだ2時に比べれば赤みが強く鮮やかにみえる。匂いをかいでみると、梅のようなツーンとする匂いの後ろから、安ブルゴーニュにありがちな例の匂いと、ガメイにありそうなチープな甘い匂いが混じってくる。
 
 口をつけると、やっぱりちょっとボジョレーっぽい甘さを伴っていて、そこに酸味と果実味、それと妙に苦みが強い感じがする。酸味はどこか色褪せていて、酸味にこう表現したらおかしいかもしれないけれど「酸味がざらざらする」。そう、前回呑んだ時と同じで「山の果実どっさり感」が欠けている。それと、明確に「獣臭い」。このメーカーの安赤は狙い目だと思っていたけれど、このクラスのこのヴィンテージはどうも今ひとつ。呑めない品ではないけれど、「おっ!ルイ・ラトゥールやるな!」感は伴っていなかった。