テイラー レイトボトルド ヴィンテージ [2008]
今回は初のポートワイン。色は、ものすごく濃い赤ワインの色をしていて、グラスでくるくる回すと茶色っぽい見てくれにみえる。匂いをかいでみると、ザラメのような甘い匂いがしたような気がするけれど、それは一瞬のことで、ミントの香りの強すぎるカベルネ系ワインのような、濃い匂いが立ちのぼってくる。
口に入れてみると、そのミント系の香りを伴った、甘みをたっぷり伴った円やかな味。タンニンは一応あって、喉の奥に引っかかるけれど、それを円やかな香りと味、余韻がカバーしている感じ。おお、これは甘みさえ気にしないなら結構いけるほうじゃないか?
じきに、苦みが出てきたり樽を焦がしたような風味、煙草っぽさ、重たい感じが出てきて、思ったよりも表情豊か。梅の香り、酸味もちゃんと感じられる。これを、数日かけて呑めるのか!普通に贅沢な楽しみだと思う。期待度大。
※二日目。まるで血のような濃さと鉄っぽさを伴っていて、それでいてシルキーな飲み心地。アルコール度数が高いのに、甘いせいかそれと意識させないスルスル感。厄介な飲み物だ。
※三日目。三日目はちょっと中だるみ?いや、十分おいしいんだけど、今日はワンパターンと感じられる。どうせ長持ちするんだから、いったん他のワインに変えて、中二日ぐらいで飲み直したほうが美味いのかな?
※少し開けて、残りを飲んでみた。やっぱりうめーな。連続で飲みすぎない限り、十分にいけそうだ。これはレパートリーのひとつとして意識してもよさそう。