ミシェル・ラファルジュ ブルゴーニュ ピノノワール[2010]
このワインはヴォルネの名門・ミシェル・ラファルジェがつくっている平格ブルゴーニュ。ところが、ものの本によれば、ラファルジェの平格ブルゴーニュは100%ヴォルネ産だとか。じゃあ、入門するなら平格から入りましょうと思ってこれを選択。
色は、ものすごく薄い赤ワイン色、透明感があり、へたをすれば朱色に近いようなカラースペクトル。で、匂いが凄い。チョコレートを彷彿とさせる良い匂いに、ローソク臭+甘酸っぱそうなサクランボの匂い、いきなりちょっとヴォルネっぽい匂い。
口をつけてみると、おおっ!軽い!とにかく軽くて、甘酸っぱい!タンニンはきめ細かく、苦みは僅か。そこに可愛らしい甘酸っぱさ、それこそ新鮮なサクランボに近いようなやつがグーッとやって来る。そしてフルーティーな顔の裏に、ミルキーな旨味があって嫌になって来ない魅力も。そんなに凄いワインではないし、後半になると軽く単調に感じられるけれど、「ヴォルネでつくった平格ブルゴーニュ」の面目躍如なワイン。いや、まさにこういうワインが呑みたかったんですよ。狙い通り!すごく美味い&好みの平格ブルゴーニュだった。