北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1030】Feudo Arancio Inzolia 2012

 
インツォリア 2013 フェウド アランチョ
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワインは、シチリアの安ワインメーカーのひとつ・フェウド・アランチョのワイン。インソリアは爽やか系でハズレが少ないと思っていたけれど、こいつはいかに。
 
 グラスに注いでみると、意外と黄金色をしていてびっくり。少し緑色に寄った色かもしれないけれど、なかなかのもの。匂いはハチミツっぽい立派なやつに、青々とした爽やかなフレーバーを伴っている。同じメーカーのピノ・グリージョの時にかなり似ている。
 
 口をつけてみると、スカッとした香りが……ん?ちょっとメロンっぽいぞ?瓜系植物のフレーバーがかなり強い。酸味はあるけれども、期待していたようなスカッシュ感には届かない。あれっ?こういう品種だったっけ?思った以上にワインが「重い」。まずくはないし、考えようによっては立派な雰囲気だけど、もっと軽々としたワインを期待していただけに、これにはびっくり。
 
 ※二日目。メロンっぽいフレーバーが吹っ飛んで、軽々とした、ちょっと苦みとハッカのある涼しい飲み物に変化した!絶対二日目のほうがおいしい(なんというか、イタリア白ワインらしいおいしさ)。お見事。