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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1094】Domaine Henri Boillot Volnay 1er Cru Les Fremiets 2009

コート・ド・ボーヌ

 
ヴォルネイ レ フレミエ 2009 ドメーヌ アンリ ボワイヨ
 
 今日はワインの入れ替えがあって、久しぶりにワイン貯蔵エリアへ。ところが、一本吹きこぼれた形跡のあるやつを発見した!環境としては温度も湿度もあまり変化してなさそうなんだけど、何故かこのワインだけ吹きこぼれた跡があって、ラベルにカビが生えていた。馬鹿な!モノは、ヴォルネ2009年シリーズの一本、もう少し待ってから呑もうと思っていた品。
 
 まず、見た目。不透明感がかなり強いもので、かろうじてグラスの向こう側が透けてみえるような色彩。すごく赤紫色してます。でもって、グラスに顔を近づけるだけでチョコムースのような強い香りがやって来る。それから、ローソクと甘酸っぱいチェリー、植物の枝を引き千切った時のような精気のある香り……ここまでだけだと、痛んでいるようには到底考えられない。梅っぽさも帯びていて、よだれが出てくる。
 
 口をつけてみると、コクもしっかりしているけれども、植物っぽさ炸裂、梅っぽさ炸裂の展開、だけど喉の奥にチョコが入っていくような感覚を帯びている。ふっさふさのタンニンを伴った余韻は、やっぱり甘酸っぱくて、ちょいとばかり梅っぽくもある。香りの角度によっては、やはり植物系のすごくオーガニックな香り――枝を引き千切ったとか、アオミドロを掬い上げたとか、ちょっとドロっとしたようなオーガニックさ――を伴っていて、いつもの「腐った切り株臭」を超える、なんとも植物っぽいフレーバーを帯びていて、これはこれで悪く無いように感じられる。
 
 二杯目。もうもうと籠もるジャムのような香り。ときとして果実爆弾のようで、ときとしてミルキーな雰囲気でもある。とてもなで肩なワインで、呑んでいて肩が凝るようなものではなく、果実味も素直だけど、ワインが揺らめいて楽しい思いができる。駄目になっているかと思いきや、呑んでいる限り、全然そんな事は無くて、元気旺盛。平日に呑むには勿体無いような気はしたけれど、こういうワインは早くやっつけてしまって幸せになってしまったほうがいいんだろうと思って存分に楽しんだ。
 
 ※二日目。やっぱり精気&土気の強いワインと感じるなぁ。前日ほどではないけれども、なんだかオーガニック……というよりバイオな感じがする。ビオ、じゃなくて、バイオ。もちろん呑んでいて寛げるワインではあって、そういう面でもバッチリ。