北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1108】アルプス ミュセ・ド・ヴァン 松本平ブラッククイーン 2012

 
アルプス ミュセ・ド・ヴァン松本平ブラッククイーン 750ml
 
 今日は遠出してランチにコース料理。前菜、スープ、パスタ、肉料理と食べていく途中でグラスワインを頼んだらこいつがサービスされた。まさか日本のワインが出てくるとは思わず、びっくり。ついでにブラッククイーンという品種も初めて。
 
 見た目はわりと普通のワインレッド。やや黒っぽさはあるにしても、ピノ・ノワールぐらいの濃さと透明度に留まっている。でもって、香りはあんまりはっきりしないけれども、なんとなく人懐っこい葡萄系果実っぽさが来るかな、という程度。
 
 口をつけてみると、軽い!とにかく軽くてタンニンも控え目、そして葡萄フレーバーがしっかりと利いている。癖が少ないつくりで、誰でも無難に呑めるタイプ。あんまり短所が無く、日本のワインに時々あるようなヘンテコな癖や臭味はこいつにはあまり感じない。逆に言うと突出した魅力も無い。とにかく無難で、料理におとなしくつき従っているような感じ。「ワインを堪能する」という風ではなく、あくまで料理をサポートし万人に受け入れられることを目指したチョイスだった。が、料理に押し負けているような。ううむ。