北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1113】Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir 2010

 
ニコラ・ポテル ブルゴーニュ・ルージュ ピノ・ノワール [2009]
 
 見た目は、淡くて朱色の赤ワイン。いや、色が薄いですねー。ピノ・ノワールといえどもここまで薄い色はそんなにあるものじゃない。もうちょっと薄めれば、イタリア産や新世界産の濃いロゼワインとまぎらわしいかも。僅かに茶色がかっているような。
 
 香りを確かめると、あまり甘みの強そうではない、淡い感じの果実臭。葡萄っていうより胡頽子の実とか桑の実を連想させるような糖度少なめな香りがする。それとちょっとしたローソクっぽさ。平格ブルゴーニュながら、嫌な安ピノ臭が少ないようには思う。
 
 口をつけてみると、渋みに淡い甘み、キュートな酸味を伴っていて、やっぱり胡頽子や桑の実を酸っぱくしたようなところが。とても軽々としていて爽やかで、気取った感じがしない。凝ったワインではないけれども嫌味な感じもゴテゴテした感じもないし、雑味に悩まされる感じでもない。小さいところで綺麗にまとまっていて上等だと思った。