北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1126】Domaine Vincent et Denis Berthaut Fixin 2009

 
[2012] フィクサン (フィサン)/ヴァンサン・エ・ドニ ベルトーFixin
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 まず、コルクを抜こうとするとコルク表面に青カビがしっかり生えている。心配だなぁと思いながらボトルをチェックすると吹きこぼれた跡が。あー、心配なスタート。グラスに注いでみると、ちょっとオレンジ色に傾いた、あまり濃くない色彩。
 
 問題は香りで、かび臭い……。ちょっとかび臭すぎる。これは、いわゆるブショネなのでは?どう肯定的に考えても雑巾のような香りがして、前回のはちきれそうな香りにはほど遠い。口に運んでみると、呑めなくも無いけれども、とにかくかび臭さがついてまわっている。一応、それなりに果実味があって酸味もあるんだけど、この臭い、特に硫化水素っぽい香りが強まって呑んでいてしんどいものがある。途中まで頑張って呑もうとしたけど、身体を壊しそうなので投了。久しぶりにがっくし。