北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1175】Calera Viognier 2012

 
カレラ ヴィオニエ セントラルコースト[2012]
 
 カリフォルニア州のカレラは赤も白もお気に入りだけれど、白のうち、ヴィオニエはまだ一度も飲んだことがない。シャルドネに比べると割高なので敬遠していたけれど、比較的安価に手に入ったのであけてみることにした。
 
 見た目は、かなり薄くて平凡な白ワイン色。香りを確かめてみると、えらく瑞々しい、花畑というにはスースーとした凄い香りがする。こういうの、何と言えばいいのか……花の香りには違いないのだけれど、普通のシャルドネに比べると、ハッカとはまた違ったスースー感が強い。
 
 で、口に入れてみると、これまた潤いたっぷりなワインなんだけど、それよりもアルコール感のきつさと、ちょっと目立つ苦味に??という感じになる。酸味が意外と弱いせいも手伝ってか、頭でっかちな白ワインと感じられる。まずくはないんだけど、腰がふらついている。もう少し呑み進めていくと、香りにオリエンタルな漢方臭さが混じって、奮闘している。それでも、やっぱりこれは酸味のバランスに問題があるような気がする。明日まで待って、もう少し酸っぱくなっていたらもうけものかもしれない。
 
 ※二日目。酸味が強くなるかと思いきや、あんまり変化なし。香りはとても派手で素敵だけど、どうも酸が弱くて落ち着かない。