北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1181】Domaine William Fevre Chablis 2010

 
シャブリ[2012]ドメーヌ・ウィリアム・フェーブル
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 最近、ブルゴーニュの良いメーカーの平格白ワインがだんだん高くなって手が届かなくなってきたため、それに代わるエース級の平格ワイン(?!)はないものかと探す日々。で、これもその候補のひとつ、シャブリの有名メーカー、ウィリアム・フェーブルのドメーヌもの(自家栽培葡萄もの)。今回は2500円ほどでゲットできてこれ幸い。
 
 見た目は、白ワインとしては典型的な薄い色合い。あまり緑色っぽくもなければ、黄金色が強いわけでもない。香りを確かめると、グラスのなかに蜂蜜が籠もったような感じに加えて、河原の石のような香りがする。今回、米糠みたいな香りは伝わって来ない。
 
 口につけてみると……アタックがいいですね!ものすごく柔らかい滑り出し。酸味が強くてレモンのような風味があるけれども、酸がゴワゴワしていなくて滑るように舌の上を通り過ぎていく。香りのうえでも舌触りや味わいのうえでも、こいつは「安物レモネード」ではなく「高いレモネード」みたいなところがある。で、河原の石みたいな石の感覚が常に伴っていて、これまた趣深い。シャブリは元々嫌いじゃないけれども、こいつは今までに飲んだなかで一番いい、とにかく飲み心地が良くて疲れが取れるような好感触。たまらない。
 
 
 ※二日目。ほんの僅か、苦みが混入して昨日のような極上の飲み心地に比べて雑味が入ったような印象になった。このボトルは初日のほうが間違い無く旨かった。