北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1184】Medici Ermete Querciole Lambrusco Dolce (N.V.)

 
メディチ エルメーテ クエルチオーリ レッジアーノ ランブルスコ ドルチェNV
 
 ランブルスコの世界では割と有名な、メディチ・エルメーテ社のランブルスコの甘口を久しぶりに呑んでみることにした。しょっちゅう呑んでいるようにみえて、呑んでいるのは大抵辛口か格上品で、このクラスの甘口を呑むのはめちゃくちゃ久しぶり。
 
 見た目はランブルスコとしてありがちな色合いだけど、この会社のランブルスコにしては色が薄めかもしれない。泡はカシス色でなかなか立派なもの。香りは「ブルーベリー味の飲むヨーグルト」にイチゴ系の何かを混ぜたかのような。
 
 口をつけてみると、ドルチェ(甘口)と銘打っているだけあってはっきりと甘い。コクはあまり無いけれども、後味になると鉄の混じったような甘み、それかカンパリの甘みに似た風味がじんわりと来る。デザートワインとして概ねおいしいけれども、やっぱり安いせいか、ほんの少し葡萄ジュースにありがちな臭みみたいなものが鼻をよぎるところがあって、百点満点とはいかない。あと、タンニンが意外としっかりしていてヨーグルトエッセンスが強いけれども、赤ワインとしては激軽な部類。でも、この暑い日和に冷たくてヨーグルトみたいなランブルスコはおいしいわけで、家族でざくざく呑んでしまった。