北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1206】Trimbach Riesling "Cuvee Frederic Emile" 2006

 
トリンバック リースリング キュヴェ・フレデリック・エミール
 
 まず、抜栓するとフルーツポンチみたいな香りとバナナみたいな香りがプーンと漂ってきてびっくりどっきり。これは美味しそうだ。でもってグラスに注いだ色は、ちょっとオレンジ色がかったところのある濃い黄色。これまた楽しみ。グラスの香りを確かめてみると、凄い石っぽいフレーバーや酸っぱそうな青っぽい香りだけでなく、やはり南国系のフルーツをドカ盛りしたような凄い香りが付け加わっている。
 
 口に含んでみると、目が醒めるような酸っぱさが来るんだけど、口のなかでトロピカルな風味を炸裂させて、後味はとても爽やか。味のメインは「恐ろしくシャープで酸味のしっかりしたリースリング」なんだけど、そこに乗っかっている香りが素晴らしい。でもって、シャープな酸味なんだけどワインの体躯はそんなに痩せてなくて、飲み応えと膨らみもあって中庸な感じ。飲み応えがあるなー。美味い美味いと呑みつつ明日に温存。こいつ、高いだけのことはある。
 
 ※翌日。やっぱり石っぽさ、鉱質っぽさがしっかりしていて品が良い、酸がしっかりしつつボディがしっかりしていて、それでいて甘さもあったりする。高品質なところでバランスを取ったワイン。これはまた買うと思った。