北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1207】Luigi Righetti Amarone della Valpolicella 2011

 
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ [2011] ルイジ・リゲッティ
 
 見た目は、いくらか不透明な赤茶色がかった液体。ブルネッロあたりを連想するような感じ。香りは、もうもうとしたアルコール臭の向こうから、まず小豆やぜんざいを連想するホッコリ系の甘い香りが漂ってきて、でもそのすぐ後にベリージャム系の濃い果実臭へと変化する。この揮発臭、アルコールというよりローソクや牛乳石鹸に近いのかな?
 
 口に入れてみると、ちょっと煙たくて苦いけれども、まごうことなきベリージャム!でもベリージャムっぽさは煙たさと苦さにくるまれていて、後味はそれらの混合物。以前、このメーカーのアマローネには「ハムのような」肉系の香りがしたけれども、今回はそれはまだ感じない。でもって、とにかく濃い!苦い!そしてビターチョコレートが香り立ってきた。やっぱりアマローネはおいしい&力強い。今日はとにかくもパワフルなワインだった。
 
 ※翌日。物凄い森の下草風味。鉄粉のような香り、さらに力強い果実味……というより何だろう、この後味まで続く濃い濃い感じは。値段を考えればかなりのもの、大変リッチで面白いひとときを過ごすことができた。